2022年にリリースされたAppleのMacBook Airは、従来モデルから大きく進化しています。最新のM2プロセッサを搭載し、グラフィックス性能が向上したり、RAMの最大容量が32GBまで増えたりと、パワフルな仕様となりました。今回は、実際に新しいMacBook Airを使ってみて、その印象や感想をお届けします。
デザイン:従来モデルを踏襲し、薄くて軽い
MacBook Airは、その薄さと軽さが最大の特徴です。2022年モデルも、厚さ0.63インチ(1.61cm)というスリムなボディと、2.8ポンド(約1.27kg)という軽さを維持しています。これは、持ち運びに非常に便利で、外出先でも使いやすいというメリットがあります。
パフォーマンス:M2プロセッサの高速性に加え、RAMも最大32GBに
新しいMacBook Airには、Appleが開発したM2プロセッサが搭載されています。従来のM1プロセッサよりも高速で、複雑なタスクにも対応可能です。筆者が実際に試してみたところ、写真編集やビデオ編集などの作業でも、快適に処理することができました。また、グラフィックス性能も向上しており、高クオリティな映像を編集することもできました。
RAMについても、従来の8GBから最大32GBまで選べるようになりました。筆者が使っているのは、16GB RAMを搭載したモデルですが、大量のデータを扱う場合や、複数のアプリケーションを同時に使用する場合でも、パフォーマンスに問題はありませんでした。
ディスプレイ:高精細なRetinaディスプレイに進化
新しいMacBook Airには、従来モデルよりも高精細なRetinaディスプレイが搭載されています。特に、カラーフィルターを改善することで、より鮮やかな色味が再現されるようになりました。筆者が実際に試したところ、映像編集などの作業においても、非常に鮮明な表示が可能で、細かい作業もしやすくなりました。
また、2022年モデルでは、True Toneテクノロジーが強化されており、自然な色合いを再現してくれます。例えば、室内と屋外で使い分けているときに、画面の明るさや色合いが自動調整されるため、目の疲れを軽減することができます。
バッテリー寿命:長時間の使用が可能
MacBook Airは、長時間のバッテリー寿命が特徴です。2022年モデルでも、従来モデル同様、最大18時間のバッテリー寿命を実現しています。筆者が実際に試してみたところ、普段使いであれば、一日中充電をする必要がなく、外出先でも安心して使うことができます。
また、充電も速くなりました。従来のMacBook Airでは、約2時間で満充電することができましたが、2022年モデルでは、約90分で満充電することができます。急いでいるときでも、充電が十分にできるので、非常に便利です。
その他の機能:Touch IDやMagSafeの復活など
2022年モデルには、Touch IDが搭載されています。従来のパスワード入力よりも、セキュリティレベルが高く、簡単に操作することができます。また、Touch IDが組み込まれた電源ボタンは、スペースの節約にも繋がり、デザイン面でも優れています。
さらに、MagSafeも復活しています。これは、充電ケーブルが端末から抜けたときに、磁力で自動的に接続が切れる仕組みで、安全面やデバイスの寿命を延ばすことができます。
まとめ
2022年モデルのMacBook Airは、従来モデルから大幅に進化し、高速性やパフォーマンス、ディスプレイの鮮明さ、バッテリー寿命の長さなど、さまざまな面で改善されています。特に、M2プロセッサの搭載によって、より高速で効率的な作業が可能になり、生産性を向上させることができます。また、デザイン面でも細かな改良が加えられ、Touch IDやMagSafeの復活など、より使いやすく、安心して使えるようになっています。
さらに、価格帯も以前と同じくらいという点も大きな魅力のひとつです。高性能な機能を持ちながら、比較的手頃な価格で入手できるのは、多くのユーザーにとって非常に魅力的なポイントであると言えます。
ただし、2022年モデルにはいくつかの欠点もあります。例えば、USB Type-Aポートが搭載されていないことや、最大RAMが16GBに制限されていることなどが挙げられます。これらは、一部のユーザーにとっては不便な点かもしれません。
しかし、全体的に見ると、2022年モデルのMacBook Airは、高性能で使いやすく、コストパフォーマンスも良いと言えます。仕事やプライベートで使うことを考えると、非常に魅力的な製品であると言えるでしょう。